秋は様々な匂いが漂う季節です
香り立つ秋が感じられる季語を中心にまとめました
【香り立つ秋】 ―匂いで感じる秋の言葉6選―
松茸(まつたけ)
秋の味覚の王様といわれる松茸
「秋の香(あきのか)」はそのまま松茸と同義です
今ではすっかり高級食材になり
庶民の手の届かぬ値段になってしまいました
でも
「香りマツタケ、味シメジ」ですから!!
シメジのほうが味いいですから!!(負け惜しみ)
焼き芋
さつまいも(薩摩芋・甘藷)は元々中南米原産で
日本には16世紀末に宮古島に伝わりました
旬は10月~1月頃
ドンキホーテの店先でいい匂いが漂い始めると
フラフラと買ってしまう中毒性の高い香りです
金木犀(きんもくせい)
9月下旬から10月上旬に開花
甘い香りがふわふわと漂ってくると
秋を感じる人も多いと思います
匂いが特徴的なので
結構ずっと咲いているイメージがありますが
開花時期は1週間とさほど長くないので実は貴重な匂いです
金木犀は別名「九里香(きゅうりか)」と言われていて
九里先から香りが届くといわれるのが語源
九里=約35㎞なので
さすがにそこまで遠く離れてはないとは思いますが
匂いの元がどこなのか探しても見当たらないのは
昔からのようです
スダチ
8月~10月頃に緑色のうちに収穫する
別種にやや大型のかぼすがある
スダチをかけた秋刀魚を食べるたびに
この素晴らしい相性を見つけた人を表彰して差し上げたいと
毎回思います
眉よせて かぼす絞るも うつくしく
三島広志
生姜(しょうが)
夏にも多くの新生姜が出回りますが
本来の旬は11月で秋のもの
秋の新生姜は繊維が柔らかく特に美味しいと言われています
てんぷらや生姜焼きなど
生姜を使った料理は沢山ありますが
香りを楽しむなら
炊き込みご飯がおすすめです
トウモロコシ
トウモロコシの旬は8~9月
生姜と同じく夏のイメージが強いですが
9月も8月と同じくらいの収穫量がある秋の食べ物で
焼いても茹でても美味です
トウモロコシを両手で持ってはむはむ食すると
それだけでなんだか楽しい気持ちになります
漢字の「玉蜀黍」(とうもろこし)や旧仮名遣いの「たうもろこし」
を使ってみたりすると語感もたのしめて一石二鳥
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