単語解説

【強敵を倒した際に使用する単語まとめ】―驚きと称賛を一言で表現する―

2022年FIFAワールドカップで

日本が格上のドイツに勝利しました

 

 

優勝候補だったドイツに格下の日本が勝利したニュースは

驚きとともに世界で報じられました

 

 

格上を倒すときに使われる表現は

驚きと称賛が入り混じった独特の表現ですので

この機会に全て覚えておくと一生つかいまわせます🐱

 

 

【強敵を倒した際に使用する単語まとめ】

 

強敵を倒した際に使用する単語① 【大金星(だいきんぼし)】

 

元々、「金星(きんぼし)」がもとになった言葉

 

 

金星・大金星は相撲用語で

横綱より格下の力士が横綱に勝利した時に

「金星」と呼ばれます

 

 

ただし横綱と実力が近い

小結、関脇、大関などの力士が勝利しても「金星」にはなりません

  

そこから意味が一般に普及し

力の差がある格上の相手に勝利することを

「金星」「金星をあげる」と呼ばれるようになっています

 

 

※ちなみに相撲の世界では「金星」を一つとると年収が24万円アップ🐱

 

 

 

 

「大金星」は金星よりも実力差の大きい

例えば、最強の横綱に十両から幕内に上がったばかりの力士が勝った場合など

に使用され

 

 

事前の予想を覆す、驚きを伴った勝利について用いられることが多いです

 

W杯優勝経験国に対して2-1の逆転劇を演じて大金星を挙げた。

 

FOOTBALL ZONE 2022/11/24

 

強豪ドイツから金星を挙げた森保ジャパン。逆転勝ちに大きく貢献したのが、スーパーセーブを連発したGK権田修一(33)=清水=だった。

 

デイリー 2022/11/24

 

 

 

強敵を倒した際に使用する単語② 【ジャイアントキリング(giant killing)】

 

 

スポーツの試合などで明らかに格上の相手に勝利すること

 

 

「進撃の巨人」より

 

 

語源は「Jack the Giant Killer」と呼ばれる御伽話

 

 

「Jack the Giant Killer」は「ジャックと豆の木」に似た寓話で

「巨人退治のジャック」と訳されることが多い

 

 

「巨人退治のジャック」 参考:wikipedia

 

 

同じく現地取材していたロシアW杯の初戦も、日本は前評判を覆してコロンビアを撃破。その時も各国の人たちが声をかけてくれたものだが、感覚値としては4年前の3倍はお祝いの言葉をもらっている。ジャイアントキリングはどこの国の人にとっても痛快なようだ。

 

SOCCER DIGEST Web  2022/11/24

 

 

「ジャイアントキリング」を略して「ジャイキリ」として使用されることも

ちらほらみられるようになっています

 

  

ソン・フンミンvsスアレスのFW対決 韓国初陣で”アジアのジャイキリ”旋風に乗れるか

 

ABEMA TIMES 2022/11/24

 

 

 

 

 

強敵を倒した際に使用する単語③ 【番狂わせ】

 

 

予想外の事が起き、物事が順序通りでなくなる事

 

 

派生して、スポーツや勝負事の世界で

力の差がある格上の相手に格下が勝利する事を言います

 

 

大きな差がある場合は

「大番狂わせ(おおばんくるわせ)」を使います

 

試合は日本が2-1で逆転勝利を収め、今大会の新たな番狂わせになった。

CNN 2022/11/24

 

結びの一番は大番狂わせとなって場内騒然。少し前なら座布団が乱れ飛んだろうに。

中日スポーツ 2022/9/13

 

 

 

強敵を倒した際に使用する単語④ 【サプライズ】

 

 

 

驚かせること。 また、驚きの意味

 

 

派生して力の差がある相手に勝利することを

「サプライズを起こす」という文脈で使用します

 

 

ドイツに勝利し喜ぶ日本人選手たち 参照:毎日新聞

  

 

 

 

前日23日の会見でソング監督は「すでにいくつかのサプライズを目撃した。ピッチの上に立ってみなければ勝敗は分からない」と、アルゼンチンを破ったサウジアラビアや、ドイツを撃破した日本に続くサプライズに自信をにじませた。

 

日刊スポーツ 2022/11/24

 

 

強敵を倒した際に使用する単語⑤ 【下剋上(げこくじょう)】

 

 

下級の者が上級の者を差し置いて勢力をふるう事

 

 

派生して、格下の相手が格上の相手に勝利する事にも使われています 

 

 

戦国時代には実際に下位者が上位者を打倒し

地位を奪うようなことは頻繁にみられていました

 

 

カタールワールドカップが開幕して4日目を迎えた。サウジアラビア代表がアルゼンチン代表に逆転勝利する下剋上が起こるなど、すでに記憶に残るような試合が生まれている。

 

フットボールチャンネル 2022/11/23

 

 

 

クラウドの下剋上。業界2位マイクロソフトAzureが1位のAWSに営業利益で勝る

 

BUSINESS INSIDER 2022/11/22

  

 

 

強敵を倒した際に使用する単語⑥ 【アップセット(upset)】

 

 

もともとの意味は、ひっくり返す、転倒させるという意味

 

 

そこから派生して

競技・選挙などで絶対的に強いとみられていた方が負けることの意味で使用されます

 

 

今大会、アジア勢は開催国カタール、イランと負けていたが、11月22日にサウジアラビア代表がアルゼンチンを2-1で破るアップセットを演じた。

 

FOOTBOAL ZONE 2022/11/24

 

強敵を倒した際に使用する単語⑦ 【大波乱(だいはらん)】

 

 

波乱とは騒ぎ、もめごと、物事に起伏や変化のある事の意味

 

 

大波乱は波乱が大きい事で

特に相場で大きな変化があった時などに使用されることが多い

 

 

相場に限らずスポーツなどでも大きなサプライズがあった場合に

「大波乱が起きる」という文脈で使用されています

 

 

サッカー元日本代表の本田圭佑(36)が22日、自身のツイッターを更新。サッカーW杯カタール大会の1次リーグで、アルゼンチンがサウジアラビアに逆転負けを喫した大波乱について言及した。

 

中日スポーツ 2022/11/22

 

しりとり先生
しりとり先生
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