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【方丈記】とは -英語タイトル直訳「引き裂かれた世界の幻影」→実際は「無常観」を表現した名作ー

作者は鴨長明(かものちょうめい)

 

鎌倉時代の随筆

 

「徒然草」「枕草子」とならぶ「古典日本三大随筆」の一つ

 

無常観を表現した作品。

 

無常観とは「世の中のすべてのものは常に移り変わり、いつまでも同じものはない」

 

という仏教の根本思想

 

英語タイトルは「VISIONS OF A TORN WORLD」

 

しりとり先生
しりとり先生
英語のタイトルを直訳すると「引き裂かれた世界の幻影」…。なにか変にこじらせてしまったタイトルになってしまっていてちょっと恥ずかしい

 

日本人なら覚えておきたい方丈記の導入文と現代語訳

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたる試しなし

世の中にある人とすみかと、またかくの如し

■現代語訳

流れ過ぎていく河の流れは途絶えることがなく、それでいてそこを流れる水はもとの水ではない

 

河の流れのよどみに浮かんでいる水の泡は、一方では形が消えてなくなり、一方では形ができたりして、長い間そのままの状態でとどまっている例はない

 

この世に生きている人とその人たちが住む場所とは、またこの流れと泡のようである

 

 

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