紀元前6世紀ごろ、古代ギリシャの奴隷だったアイソーポスが、人々に語ったとされる物語を集めたもの
動物やモノが主人公の簡潔な話が多い
代表作に「アリとキリギリス」「北風と太陽」「ウサギとカメ」「金の斧、銀の斧」「オオカミと少年」などがある
【1話1分】深くて考えさせられるイソップ物語3選
壁と釘
乱暴に釘で穴をあけられた壁が叫びました。
壁「どうして僕に穴をあけるの!何も悪いことをしていないのに!」
釘「君をいじめているのは僕ではないよ。僕のお尻をガンガン叩くやつが悪いんだ」
これは
あなたに危害を加えている人を、すぐに責めてはいけません。
その背後で別の誰かがやっている場合もあるんです。
というお話。
ハチとヘビ
ハチがヘビの頭にとまって針で刺して攻め立てた
ヘビはハチを倒そうとしたがどうしても倒す事ができなかった
ヘビはハチを倒すため、近くを通りかかった車輪に頭を突っ込み
ハチと一緒に自分も引かれて死んでしまった
これは
このヘビと同じように
敵を倒す為には自分が犠牲になっても構わないと思う人がいる。
そういう人には近づかないようにしましょう。
という話。
ロバとロバ引き
一緒に歩いていたロバとロバ引き。
崖の上に差し掛かりロバが落ちそうになりました。
ロバ引きはロバのしっぽをつかんで
ロバが落ちないよう引き戻そうとしました。
ロバは引き戻されまいとして崖の方へグングン向かっていきます。
ロバ引きはあきらめてしっぽを離しました。
ロバは「人間に力比べで勝った!」
と喜びました。
でもロバはそのまま崖から落ちました。
これは
負けず嫌いで、強欲な人は、後で痛い目に合う
というお話。
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