たとえ話が上手な人の説明はとても分かりやすいですが
日本語には例えを取り入れた慣用句があり
知っていると表現に幅がでます
今回は「例え」を使った使い勝手の良い慣用句をまとめました
「例え」を使用した使い勝手のよい慣用句4選
堰(せき)を切ったよう
せき止められていたものが切れて、どっと流れ出る
こらえ切れなくなって、溢れ出る
「堰」は川の流れをせき止めるもの
感情の表現と相性がよい
例文:こらえていた涙が堰を切ったように流れ出す
例文:長い沈黙の後堰を切ったようにしゃべりだした
例文:大勢の人が堰を切ったようになだれ込んでくる
石に齧り(かじり)ついても
目的達成の為
どんな苦労でも耐えようと決意する事
何が何でも。
泥臭いイメージがプラスされる事で必死さが伝わる
例文:石にかじりついてでも、この100年以上続くお店を守っていくつもりだ
例文:優勝する為、石にかじりついてもこの監督についていく
例文:石にかじりついてもこのプロジェクトは成功させたい
能面のよう
冷ややかで表情がなく
人間味を感じさせない様子
端正な顔立ちとしてもつかわれる
例文:能面のように表情がなかった
「ほんとうかね」能面に似た秀麗な検事の顔は、薄笑いしていた。
太宰治「あさましきもの」
竹を割ったよう
気性がまっすぐでさっぱりしている様子
竹が縦にまっすぐ割れることから
良いイメージの言葉として使用される
例文:新しい上司は竹を割ったような性格で誰からも好かれている
例文:竹を割ったような性格の彼女は、取引先からの信頼が厚い
しりとり先生
こういった慣用句は沢山しっていても困ることはないです
Twitter:しりとり先生 @siritorifun (フォローお待ちしております)