【ことわざ】

【困難を突破する諺】 -時間の淘汰を経て語り継がれる珠玉の言葉7選ー

 

諺(ことわざ)の語源は

  

  

「諺」

=「言」ことば+「彦」(くっきりした顔)

「すっきりと形よく言い切った言葉」

 

という意味

 

 

生活の中から生まれて伝わってきた、なるほどと思わせる短い文章

 

 

何百年も時間の淘汰を受けて今に残っているという事は

それなりに人間にとって役に立ってきたという証拠でもある

 

 

人生に迷った時、壁にぶつかった時に

ふっと思い出すことで助けられる諺を7つ厳選して紹介します

 

 

人生の困難を突破することわざ7選

 

勝負は下駄を履くまでわからない

 

【意味】

 

終わってみるまでは、結果がどうなるかわからない

勝負はどう決着がつくか最後の最後までわからない

 

下駄を履く=「帰り支度をする」

 

 

 

 

もしあなたが劣勢なら…

勝負の結果は最後までわからないのだから、結果を気にせず精一杯できる事に打ち込みましょう

 

もしあなたが優勢なら…

勝負は最後の最後までわからないのだから、勝利を手にするまで決して気を抜かず打ち込みましょう

 

情けは人の為ならず

 

【意味】

 

人になさけをかけておけば、巡り巡っていつか自分の為になるということ

 

なさけ=思いやりの心

 

 

意味を間違えている人がかなりいることわざなので注意したい

× なさけをかけるのはその人の為にならない

 

 

 

思いやりの心はあっても、行動に移すことがなかなか難しい…

なにか一つ、小さなことを今日行ってみましょう

 

 

 

例えば

自分の話はせずに、人の話を静かに傾聴するだけでも、

聞いてもらっている人にとっては、とてもストレス発散になります

 

そんな些細な事でも「思いやりの心」かなと思います

 

 

雨だれ石をうがつ

 

【意味】

 

わずかな努力でも長く続けていると成功する

 

穿つ(うがつ)=(穴を)あける。掘るという意

 

雨だれ石をうがつ

 

紀元前2世紀の中国、枚乗という人物が書いた文章の一節

 

「 泰山の霤は石をも穿つ(泰山という山に降る雨垂れは、長い間には石にだって穴を開ける)」から。

 

 

水滴が石に穴をあけるのは長い年月がかかるかもしれませんが

いつか必ず穴をあけることができます

 

 

小さな努力を積み重ねることで

いつか目標を達成することができるでしょう

 

 

コツコツと積み重ねる事の大切さを思い出させてくれます

 

 

泰山(たいざん)

 

 

水清ければ魚棲まず

 

【意味】

 

あまりに潔白な人は、かえって人に親しまれない

 

あまり綺麗すぎる水にはプランクトンなどの魚の食べ物がないので

魚が棲みにくい、棲まないというところからきている諺

 

 

非の打ちどころのない、人間的に素晴らしすぎる人は孤立しがちです

 

 

正論ばかり言われると耳が痛いというか…

その人と関わると、自分の不甲斐なさが身に染みるというか…

  

 

 

そんな気分になるからでしょうか

 

 

 

もしあなたが孤立しているのであれば、

「完璧すぎる」という事が原因かもしれません

 

自分のダメなところを部下にさらしてもいいんじゃないでしょうか?

「あ。そんな一面もあるんだ」って意外と周りの目線がやわらかくなる可能性大です

 

 

学問に王道なし

 

【意味】

 

学問を修めるのに、安易な方法はなく

誰であろうと苦労して習得していくほかはない

 

 

ユークリッドがプトレマイオス王に答えた言葉が元となっている

  

ユークリッドは古代ギリシャの数学・天文学者で幾何学の祖

プトレマイオスは当時繁栄していたエジプトの王

  

 

 
ユークリッドが「幾何学を学ぶ簡単な方法」を聞かれた際に

「幾何学に王道はございません」と答えた

 

 

「王道」はもともと「安易な道」「近道」などの意味

 

 

 

 

簡単な道、近道はないと知れば

腰を据えてあせらずじっくり学んでいく気持ちになれます

 

 

三十六計逃げるに如かず

 

【意味】

 

困った時は逃げるのが一番であるということ

 

 

『兵法三十六計』は、中国の魏晋南北朝時代の兵法書

兵法における戦術を36種類に分類した内容が記されている

 

36計の最後の項目にあるのが

 

「走為上(そういじょう)」 → 勝ち目がないならば、戦わずに全力で逃走して損害を避ける。

走=逃げる

直訳:逃げることを上と成す

 

 

とあり、この諺の元になっている

 

 

無理な勝負に挑んで討ち死にするよりは

一旦引いて、体勢を立て直して挑めばよい、最後に目的を達成できれば

途中の撤退はさほど問題ではありませんという事です

 

 

逃げるのは決して恥ではありませんので

だめそうならさっさと撤退がよいです

以下36計についての余談

 

●36計には他にも為になる事が書かれている

 

第3計:借刀殺人(しゃくとうさつじん) ー同盟者や第三者が敵を攻撃するよう仕向ける。

 

第10計:笑裏蔵刀(しょうりぞうとう) ー敵を攻撃する前に友好的に接しておき、油断を誘う。

 

第21計:金蝉脱殻(きんせんだっかく) ー あたかも現在地に留まっているように見せかけ、主力を撤退させる。

 

 

思い立ったが吉日

 

【意味】

 

何かをしようと思ったら、すぐに取り掛かるのが良い

 

吉日=暦の上で縁起のいい日。何かを始めるのがいい日。

 

 

暦に関係なく思いついた日こそが縁起のいい日
だからすぐやろう!という事

 

 

時は金なりともいいます

また、鉄は熱いうちに打てともいいます

 

 

何かいい事を思いついたら

今日から、、というか「今」からやってみましょう!

 

 

しりとり先生
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吉日になるかどうかはあなた次第です!ね🐱

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