教科書は数年ごとに時代に合わせ
改定が繰り返されていますが
私たちは昔学んだ事を
今でもしっかり覚えている事が多いです
でもこの知識はすでに旧常識であり
現代の非常識になっているかもしれません
今日は科目ごとに現代の教科書の新常識を4つご紹介します
【新常識】―義務教育で学んだ常識は旧常識!? 大人の知識アップデート4限―
1限目 社会
江戸時代にキリシタンではない証拠として
キリストの像などを彫り付けた板を踏ませたこと
皆さん覚えていますか?
これは踏絵(ふみえ)としてかつては教えられていましたが
現代の教科書では「絵踏(えぶみ)」です
踏ませる行為を=「絵踏」
踏ませるもの(キリストの像)」=「踏絵」
として区別したほうが理にかなっているという理由から
このように変更となっています
2限目 数学
体積の単位であるリットル
現在の表記は「ℓ」ではなく「L」と大文字で表記します
これは世界標準「国際単位系(SI)」の表記に合わせた結果です
もともと「ℓ」は国際的には非公式だったことと
小文字の「l」ではアラビア数字の「1」と酷似していて紛らわしい事から
2006年から高校の教科書で「L」が採用されており
徐々に小中学校でも使用されてるようになっています
ミリリットルは「mℓ」ではなく「mL」
デシリットルは「dℓ」ではなく「dL」
と記載します
※ただしℓやlでも間違いではありません
3限目 英語
中学校の英語で最初に学ぶのが自己紹介
「私は山本健です」
これを英語で言えますか?
My name is Ken Yamamoto.
以前はこんな文章で教えられていませんでしたか?
現代の教科書では
I am Yamamoto Ken.
「I am ~」はカジュアルな場面でよく使われる言い回しです
もちろん「My name is~」 も使用されていますが
仕事や面接などフォーマルな場面での使用されることが多く
現代ではカジュアルな場面での言い回しを先に覚えます
名前の順番は以前の教科書では「名前ー苗字」
でしたが
現代では「苗字ー名前」の順番で教えています
基本的に苗字と名前の順番はどちらでもよいと
教科書には記載されています
これは2000年の国語審議会で審議され
言語や文化の多様性を生かしていくには
姓ー名の順序が望ましいとなりました
余談ですが
現在の英語の教科書は挿絵がかわいいです
4限目 理科
2012年までの教科書では
哺乳類は爬虫類から進化した
と記載されていましたが
近年の研究より
哺乳類と爬虫類は全く別物で
「両生類から哺乳類と爬虫類が分かれ、爬虫類から進化したのが鳥類」
という説が有力になっています
これにより
2012年の教科書より記載が変わっています
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