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【夏山で見つけた言葉】 -語彙力高まる。新緑の山で言葉を収穫 夏の山編ー

 

自然の中に身を置くといつもは見れない景色があり

景色の分だけ言葉があります

 

 

今日は年間300万人の観光客が訪れる世界一観光客の多い山「高尾山」(たかおさん)で見つけた言葉を紹介します

 

 

登山(高尾山)で見つけた語彙力を高める言葉6選

 

うろこ雲

 

 

「最寄りの駅から降りると「うろこ雲」が広がっていました」

 

うろこ雲はいわし雲ともいわれ、巻積雲(けんせきうん)の別名です

 

 

嵐の前触れともいわれています

 

 

晴れてはいますが、

「山の天候は変わりやすい」だけに

これから登山をする身としては心穏やかではありません

 

 

天気が崩れぬ事を祈りながら

登山口へ向かいます

 

 

木漏れ日

 

 

「歩き始めて30分。木々の間から朝日が見えはじめました」

 

木漏れ日は森林の木々の間から日が見える事

「木洩れ日」とも書きます

 

 

薄暗い山の中を歩いていると

木漏れ日に出会うだけでありがたい気持ちになります

 

 

青栗(あおぐり)

 

 

「ふっと足元を見ると緑色の未熟な栗が所々に落ちていました」

 

 

まだ熟していない栗を「青栗」(あおぐり)といいます

 

 

「青い」には未熟だ、実が熟していないという意味があります

 

 

この日は7月の末

夏真っ盛りですが、秋の季語である「栗」を見つけることができ

少しだけ涼しくなった気がしました 

 

 

 

紺碧(こんぺき)

 

 

「1時間半歩いて頂上に着きました。雲一つない快晴です。富士山が遠くに見えています」

 

 

紺碧は、今日のような

日差しが強い真夏の夏空で深く濃い青色の事をいいます

 

 

高尾山には何度も登っていますが、こんなに雲がないのは初めてです

天候に「恵まれる」という言葉がぴったりきます

 

 

裏富士(うらふじ)

 

 

 

「ここからは小さくしか見えませんが、その形で富士山が一目でわかります」

 

遠くに見える富士を目を凝らして見ます

 

 

富士山はどこから見るかで呼び方が違います

 

 

今見えているのは東京・山梨側から見ている「裏富士(うらふじ)」

 

 

静岡側から見えるのは「表富士(おもてふじ)」と呼ばれます

 

 

蝶々

 

「下山する前に休憩しようと腰をおろしたベンチで蝶が羽を休めていました」

 

 

蝶は成長していく過程から、「不死」や「不滅」の意味を持つ神聖な生き物で

日本でも昔から吉兆のシンボルでした

 

 

 

吉兆が見れたのできっと下山も大丈夫でしょう

 

 

 

ほどなくして蝶が飛び立ったので私もベンチを後にしました

 

 

 

 

しりとり先生
しりとり先生
景色だけでなく匂いや音もうまく言葉で伝えられるよう勉強したいと思うようになりました

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